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床張り替えのタイミングは?床の張り替え方法やフローリングの種類について徹底解説!
2021.03.05
床張り替えのタイミングってイマイチわからない方多いのではないでしょうか?
傷が目立ってきたら?へこみ始めたら?色が変わってきたら?などなど、一度は「もしかして床張り替えのタイミングなのかな?」と思ったのがありますよね?
そんな床張り替えのタイミングについて詳しく見てみましょう。
それでは!まいりましょう〜!
床張り替えのタイミング
床張り替えのタイミングは、下地の状態や床材の種類によって異なりますが、「床がへこんできた」「床がきしむ」「傷が目立つようになってきた」と感じたら床張り替えのタイミングだと言えるでしょう。
一般的な家庭の場合、床張り替えのタイミングとされるのは10年前後といわれています。
畳であれば10〜15年ほど、複合フローリングであれば15年〜20年、それぞれが床張り替えのタイミングだといわれています。無垢フローリングは30〜50年、お手入れ次第では80年ほどで床張り替えのタイミングがやってくることもありそうです。カーペットであれば汚れが染み込みやすいので5〜7年で張り替えるタイミングがやってきます。
これらはあくまで、一般的な目安ですので、床材の特徴はもちろん、日ごろのお手入れや生活習慣などにもよって床張り替えのタイミングは異なります。日頃のお手入れによって床張り替えのタイミングは大きく変わってきます。
床張り替えの2つの方法
一般的なフローリングの張り替えには、床材全体を張り替える「張り替え工法」と既存の床材の上から新しい床材を重ねる「重ね貼り工法」という2つの工法があります。それぞれの特徴やメリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。
張り替え工法
張り替え工法は下材や床材全体を剥がして床を張り替える方法です。床材全体を張り替えるやり方で、床張り替えといえばこちらの工法を想定する方が多いのではないでしょうか。
張り替え工法のメリット
張り替え工法のメリットとしては、床材を全て剥がすことになるので、下地の状態を確認できる点です。床のきしみやへこみの要因となる下地の劣化や、下地がシロアリの被害にあっている場合、下地が腐ってしまっているなど下地が傷んでいると、いくら上部の床材を張り替えても、すぐにきしみやへこみを感じてしまうことになります。
張り替え工法で床材と一緒に下地の状態を確認することで、よりフローリングを長持ちさせて、足元から気持ち良く過ごすことができるでしょう。
張り替え工法のデメリット
床材を全面的に張り替えることになるので、張り替えに要するの期間が長くなります。また重ね貼り工法に比べると、張り替え部分が大きくなるので費用が高くなることがデメリットです。
重ね貼り工法
重ね貼り工法は、既存の床材に接着剤などを使って、新しい床材を上から貼り付ける方法です。張り替え工法に加えて工数がかなり少なくなるので、DIYで床張り替える場合はこちらの工法がおすすめ!最近ではDIY向けの床材もたくさん販売されています!
重ね貼り工法のメリット
既存の床材を利用し、その上から新しい床材を貼り付けるため、張り替え工法に比べて床張り替えの期間を短くすることができます。また、床の張り替え部分が少なくなるため、期間も短く終えることができます。
重ね貼り工法のデメリット
既存の床材の上から重ね合わせるだけなので、床材の下地の状態を確認することができません。下地の劣化やシロアリに侵食されている、など下地に問題があった場合は、せっかく床を張り替えてもすぐにきしみやへこみが発生してしまう可能性があります。そのため、きしみやへこみはあまりないけれど「傷や汚れが気になる」場合に使われます。
既存の床材の上に新しい床材を貼り付けることになるので、床の厚みが増します。他のフローリングと高さが合わなくなる可能性があるので事前によく確認する必要があります。
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床張り替えのタイミングには床材の下地にも注意が必要
床張り替えのタイミングは、床の傷や汚れが気になるタイミングでもありますが、床の「きしみ」や「へこみ」も重要な床張り替えのタイミングを教えてくれます。
築年数が浅い場合など、「きしみ」や「へこみ」がなく「傷が気になる」場合や「デザインを変えたい」といった場合は、期間と費用が抑えられる重ね貼り工法がおすすめです。DIYで既存の床材の上から張り合わせる床材を買ってくるのもいいかもしれません。DIYで床張り替えをする場合は、どうしてもプロに頼む場合に比べて完成時のクオリティが落ちますが、自分で張り替えた床に対しての愛情は増すこと間違いなしですね!
一方、前回の床張り替えから10年以上の時間が経過している場合や、床の「きしみ」や「へこみ」がある場合は注意が必要です。下地の老朽化やシロアリによる侵食、下地自身の傾きなどが発生している可能性があります。その場合は、重ね貼り工法だときしみやへこみの原因を改善させることはできません。費用と期間はかかりますが、張り替え工法で下地からすべて張り替えるようにしましょう。
現在の床材の状況や、前回の床張り替え時からの経過年数、日ごろのお手入れ方法などで床張り替えのタイミングは異なりますので、床張り替えの際は詳しいことは専門業者に相談することをおすすめします!
フローリングの張り替え時期はいつ?張り替えタイミングを詳しく解説
フローリングの種類をご紹介
フローリングには主に、木材本来の味わいを堪能できる「無垢フローリング」と合板を貼り合わせた一般的に使われる「複合フローリング」があります。最近ではそれぞれの見分けがつかないようなデザインのフローリングも出てきていますが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比べてみましょう!
無垢フローリング
無垢フローリングとは、無垢材を使ったフローリングのことで、別名「単層フローリング」と呼ばれています。無垢材とは、丸太から切り出した一枚板をそのまま加工した一枚板のことです。接着剤等をほとんど使わず、木材本来の雰囲気を味わうことができるので、素材そのものにこだわりを持つ人にも人気です。
無垢フローリングのメリット
無垢フローリングは、木材をそのまま使っているので、木材本来の特徴を存分に楽しむことができます。
・経年変化を楽しむことができる
無垢フローリングの1番のメリットとも言えるのが「経年変化」です。時の経過とともに色合いやツヤに変化がでてくるのです。真新しい無垢フローリングと5年、10年後の無垢フローリングでは、全く違う表情を楽しむことができます。また、変化の仕方も木材の種類によって大きく異なります。淡色から赤褐色に変化したり艶やかな黒からマットな茶色に変化したりと、それぞれの変化を楽しむことができます。
・調湿作用により快適にすごすことができる
木材は、調湿作用を持っています。乾燥する冬場には木材のもつ水分を発散し、静電気や感想を軽減してくれたり、湿度の高い梅雨や夏の季節には空気中の水分を吸収するのです。この作用によって季節を問わず快適に過ごすことができます。
・自然由来の重厚感を感じられる
無垢フローリングはいわば丸太から切り出した一枚板をそのまま使用するため、ひとつとして同じ木目は存在しません。無垢フローリングは、世界で1つだけの木目、色を味わうことができるのです。足元から自然由来の力強い木目を感じられるのもメリットのひとつです。
・1年中足元が快適
無垢材は、多くの空気を含んでいます。この空気が熱伝導率を下げるので、寒い冬場でも無垢フローリングからはほんのりとあたたかみを感じることができます。また、無垢材はフローリングとなってからも木材本来の特徴を色濃く残しますが、その1つが呼吸です。無垢フローリングはこの呼吸によって夏場や梅雨時期など、湿度の高い時期でもサラッとした足触りを楽しむことができます。
・耐用年数が長い
導入コストを比べるとどうしても複合フローリングの方が安くなりますが、複合フローリングの耐用年数は15〜20年、無垢フローリングの耐用年数は30〜50年、お手入れ方法次第では80年以上とも言われています。長い目で見ると耐用年数の長い無垢フローリングの方が経済的と言えるかもしれないですね!
無垢フローリングのデメリット
・水分に弱い
無垢フローリングは水分に弱いという特徴があります。水分を含んですぐに膨張を起こしてしまうからです。液体をこぼしてしまったらすぐに乾いた布巾で拭き取るようにしましょう。
・傷つきやすい
無垢フローリングは、種類やグレードにもよりますが、複合フローリングに比べると傷つきやすいという特徴があります。特に、スギやヒノキ、パインなどの広葉樹は柔らかい肌触りが魅力ですが、硬いものを落としただけで傷がついてしまうことがあります。一方、チェストナットやウォールナットなどは広葉樹で強度や耐久性に優れているため、傷が気になる方は広葉樹の使用をおすすめします。
・ソリや割れが発生することがある
無垢フローリングの持つ調湿作用によって、木材自身が膨張と縮小を繰り返します。湿度の高い梅雨や夏の時期には空気中の水分を吸収して膨張し、乾燥する冬の時期には自身の持つ水分を空気中に発散することで縮小する、ということです。この膨張・縮小を繰り返す過程で無垢フローリングにソリや割れが発生することがあります。最近では、施工段階で無垢フローリングに特殊加工を施すことによってこれらを防ぐこともできるようになっています。
・メンテナンスが面倒
複合フローリングに比べると傷つきやすく、ソリや割れが発生しやすい無垢フローリングですが、これらの予防やカビ、軋みや凹みといった無垢フローリングを劣化から守るためには日々の細やかなメンテナンスが必要となります。たしかに面倒と感じる方もいるかと思いますが、細やかなメンテナンスをしていくうちに無垢フローリングに対しての愛着が増していくことは間違いないでしょう!
・費用が高い
無垢フローリングは木材をそのまま加工するため、大量生産ができず、安定した品質を担保することが難しい場合があることから、複合フローリングに比べると導入コストが高くなります。ただ、複合フローリングの張り替えのタイミングは10〜20年に比べ、無垢フローリングの張り替えのタイミングは30〜50年、メンテナンスや使用する地域の気候次第では80年が張り替えのタイミングとなる場合もあります。複合フローリングの3倍以上ですね!耐用年数を考えるとお得かもしれないですね!
複合フローリング
複合フローリングとは、一般的な家庭に使われるフローリングのことで、複数の薄い合板を接着剤等で張り合わせたものを利用しています。大量生産が可能で安定した品質を提供できるのが特徴です。最近では、無垢フローリングと遜色ないようなデザインの複合フローリングも販売されいてます。
複合フローリングのメリット
・品質が安定している
複合フローリングの1番のメリットは品質が安定していることです。無垢フローリングは生産量や時期によって品質にばらつきがあったり、価格が変動したりします。これらのデメリットを解決するために開発されたのがまさに複合フローリング!複合フローリングは常に高い品質を担保し、安定した供給量を担保できるのです。
・価格が安い
複合フローリングの最大のメリットは、大量生産が可能で、なんといっても安定した品質を担保することができる点です。そのため、無垢フローリングに比べると比較的導入コストを抑えることができます。
・メンテナンスが簡単
無垢フローリングのような調湿作用がないため、フローリング自身が膨張・縮小することもありません。それにともない、複合フローリングのソリや割れは発生しにくくなります。また、傷もつきにくく汚れも残りにくいことからメンテナンスが簡単です。
・豊富なデザインが揃っている
複合フローリングは表面に薄い合板やビニール素材を貼り付けて作成されるため、豊富なデザインを楽しむことができます。また、品質も安定しているため、統一感のあるフローリングに仕上げることができます。最近では、見た目上無垢フローリングと遜色がないようなデザインもあります。
複合フローリングのデメリット
・耐用年数が無垢フローリングより短い
複合フローリングの耐用年数は15〜20年ほどとされています。対して、無垢フローリングは30〜50年、日ごろの手入れ次第では80年以上とも言われています。そのため、長い目でみたら経済的とは言えないかもしれません。
・無機質な印象を持つことがある
無垢材を利用する無垢フローリングに比べると、どうしても人工的に作成された複合フローリングは、無機質な印象になりがちです。また、水分や空気を多く含むわけではないので、寒い冬場にはひやっと、湿度の高い季節にはじとっとした足元になります。
フローリングの張り替え時期はいつ?張り替えタイミングを詳しく解説
コルクタイルの魅力をご紹介!
それでは最後にコルクタイルの魅力をご紹介します!
コルクタイルってたくさんメリットがあるんです!
コルクタイルってなに?というそこのあなた!必見です!!
コルクタイルとは
コルクは、コルク樫の木の皮を砕いて作られた天然素材の床材です。コルク樫の木は寿命200〜300年とも言われるほど生命力の強い木で、木の皮を剥がしても9年ほどで再生します。木を伐採せずに済むことから地球に優しい床材と言われています。
コルクタイルのメリット
・調湿作用がある
こちらも無垢フローリングと同じく、調湿作用を持っています。乾燥する冬の時期にはコルクの持つ水分を空気中に発散し、湿度の高い梅雨や夏の時期には空気中の水分を吸収してくれます。過乾燥やいやな湿気から室内を守ってくれるのは、嬉しいですよね。
・防火性・防水性がある
また、コルクには防火性・耐水性にも優れています。コルクが含む気泡のなかに窒素が含まれており、防火性が高く、ワインのコルクをみてもわかるように水分にも強いんです。火にも水分にも強いことからキッチンの床材としてもよく使われています。
・衝撃や音を吸収する
コルクには弾力性もあるため、衝撃や音を吸収する効果もあります。大きな物音や子どもたちの声も吸収してくれるので、集合住宅などでお子さんを育てる際には嬉しいですね!
・身体に優しい(アレルギー対策になる。)
調湿性・防音性、断熱性・保温性などに優れているため、子ども部屋などによく使われています。一方、デメリットとしては紫外線で変色したり、補修が困難なため大きな傷がついたら床張り替えのタイミングと言えるかもしれません。
コルクタイルのデメリット
・紫外線で変色する
たくさんのメリットを持つコルクタイルですが、紫外線がよく当たる場合は変色することがあります。変色しても耐久性が損なわれるわけではありませんが、紫外線がよく当たる場所には使用しない方がいいかもしれません。
・補修ができない
傷がついたら無垢フローリングのように補修をすることができません。大きな傷がついたら床張り替えのタイミングとなります。
床張り替えのタイミングは?【まとめ】
今回は、床張り替えのタイミングについてご紹介しました!
床材自身や下地の状況により、タイミングや床張り替えタイミングは異なりますが、快適なおうち時間を過ごすためにも一度床張り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
今回はここまでです!
最後まで読んでいただきありがとうございました〜!
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